ED治療薬は医師の処方が必要な医薬品です。インターネットを通じた通販での購入は予測できない健康被害が予測されます。ここでは、ED治療薬の偽物の実態や危険性について紹介します。
偽造品が出回る要因と実態
日本国内で正規にED治療薬を製造販売しているのは以下の4つの製薬会社です。
- ファイザー
- バイエル
- 日本新薬
- 日本イーライリリー
2009年より、4つの株式会社は偽装医薬品の注意喚起を目的に4社合同でインターネットにより入手した鑑定調査を実施し、その結果を公開しました。
各社は、ED治療薬の偽造品を発見し、取締りを行いました。販売先から製造元へ、偽装医薬品の差止めや、警察へ偽造医薬品販売業者摘発に協力してきました。
しかし、インターネットの技術進化と多様性により、こうした薬の個人輸入が容易になる一方、取締りは困難になりっています。さらに偽物の中には本物とそっくりの刻印されたものまで出回っていて、真贋の見極めがますます難しくなっています。そういったことが、偽造品が出回る要因になっています。
実際にも日本国内において、2015年に税関で差し止められた偽造医薬品は、1,030件と10年前の100倍に達する件数となっています。差し止められた多くの偽造医薬品の多数がED治療薬であると報告されています。
ネットによる医薬品の入手については経済被害と健康被害の可能性があることから、継続的に市民向けに注意喚起しており、各製薬4社は2009年に偽造ED治療薬の合同調査の結果を発表しました。
しかしながら、いまだに多くの偽造品が流通し続けており、経済被害と健康被害が続いていることから、偽造医薬品の拡散実態のために2016年にも再び合同調査を開始しました。
行われた調査は前回と同様に日本とタイの調査会社へED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)を実質的に販売する個人輸入代行業者のサイトより購入。鑑定・成分分析をしました。調査結果によると国内外を合わせた発注分の4割が偽造品と鑑定されました。
実態は、2009年と比べると流通の割合は減少に転じているものの、依然として偽造ED治療薬による健康被害や経済被害が後を絶ちません。
偽物に潜む危険性
ED治療薬は医師の処方が必要な医薬品です。インターネット通販から購入したものを使用した場合予測できない健康被害も懸念されます。偽物の中には、ED治療と異なる成分が混入していることがあり、副作用や健康被害の危険性があると言われています。医師の処方もなく、個人輸入によるED治療薬の使用はやめましょう。
また、偽物は商標権、特許権などの知的財産を侵害し、製薬各社の商号を冒とくするものです。そのため、日本国内へ持ち込んだり、流通させたりした場合、税関で没収されるだけでなく、薬事法違反や知的財産侵害で刑事罰を受ける可能性があります。
通販で購入できる正規のED治療薬とは
どうしても通販で購入したい場合、専門のED治療クリニックが処方したものを購入しましょう。
EDクリニックの中には必ず来院して診察をしてかレでないとED治療薬を処方しないところもありますが、オンラインで処方したり、薬を郵送してくれたりするサービスを始めているクリニックもあります。そうしたクリニックが処方した薬なら正規のED治療薬として購入することが可能です。
下のような正規ED治療薬の通販サービスを行っているクリニックはそんなに多くはありませんが、これからの時代のニーズに合わせて増えていくのではないでしょうか。
EDオンライン処方・通販【浜松町第一クリニック】