子供が複数いる場合の教育費
一人っ子ではなく子供が2人、3人といる場合にはそれぞれの子供によって進みたい進路、やりたい習い事などそれぞれに希望が出てくるものです。
ずっと平等にしたいと思っても同じ道を選択しないとうまく平等にできないこともあります。
特に私立と公立との学校の違いが出てきますし、大学に行くか専門学校に行くか、大学は文系にするか理系にするかということでも費用は大きく違うものです。
とはいえ、子供が進学する際には教育の機会はできるだけ平等にしたいと思うものです。
そのためにはできるだけ平等に選択肢を持てるよう兄弟分け隔てなく極力同じ金額を教育資金として用意する必要があります。
中には二人目が優秀だからその子には教育費を掛けた、とか第一子が私立に通ったから下の子は効率で我慢してもらったといったこともよく聞く話です。
しかし、そういった不平等は子供たちにとって長くしこりを残してしまいます。
最終的に子供たちの選んだ進路選択や受験の合否によって費用に差が出るのは仕方ないことですが、親が選択ができないように差をつけることは避けるべきことです。
そこでここでは教育費をどうやって貯金するかというコツを紹介していきます。
教育費を貯金するためのコツ
教育費の積み立てをするためには子供たちの年齢差とそれぞれの入学・卒業の時期の確認が大切です。
特に3歳差の兄弟は同じタイミングで中学と高校への入学がありますし、4歳差であれば高校入学と大学入学が重なります。
こういった重なる時期にはかなりお金が出ていきますから、そういった重なる時期を考えて貯蓄をすることが必要です。
児童手当は基本的に教育資金として貯金することをルールとする方が貯金がうまくいきます。
児童手当が振り込まれる通帳を教育費の通帳としておくとお金の行き来が必要なく便利です。
中学卒業後には児童手当が無くなりますから、児童手当分の貯蓄額を増やすか、児童手当が無くなることを想定して早いうちから少し多めに貯金をするようにするか、家計の状況に応じて判断する必要があります。
ゴールを決めて貯金をしていく
子供たちの教育費としていくらかかるのかというゴールがあると貯金がしやすいです。
ゴールの金額が決まればそれを18や20で割ると1年分の教育費が明確になります。
1年分の教育費がわかればボーナスと毎月の給与でいくらずつ貯金をすればよいかわかるので目標が立てやすく、貯金もしやすくなります。
ボーナスは教育費の貯金に使うかそうでないかは家計によって自由です。
住宅を購入しておりボーナス月のローンがあるという場合には教育費をねん出することが難しい場合もあります。
逆に毎月の教育費があまり貯金できない場合にはボーナス月に多く教育費の予算を用意するということもできますから、無理なく続けられる方法を家計によって選ぶことが貯金を殖やすコツです。